生まれた子供が思い通りに育たなかったと嘆く親

大学を卒業して、社会人になって正社員で働いて、真面目な普通な彼氏を作って、30歳手前で結婚という理想(早く結婚しすぎるのは遊びたいから嫌だし、かといって遅く結婚してもメンヘラババアで貰い手ゼロだろう)が本当に心からくだらない人生で泣ける。くだらなくない人生が思い付かないあたりも泣ける。いつ、これらからドロップアウト出来るのだろう。
世間体を意識している結果だし、これが正しい人生だとマインドコントロールされている。その枠から外れたら、親からも周囲からも何か言われるだろうしそれが何よりめんどくさい。良くも悪くも自分がない人生だと思う。
だけど普通とも言えるようなこれらの肩書きを保つのが死ぬほど苦しいのだ。いや、そんな苦労していない部類なんだろうけど、生活している自分としては器量が無さすぎて本当にいっぱいいっぱいだ。
大学はそんな行かなくてもレポート出せばすぐに単位くれる学科だったし、今の会社だって有給はすぐ取れるし、デスクワークだし定時で帰れるし、さほど苦労はしていないはずだ。
電通で過労死した高橋まつりさんのような苦痛を、かつて私は味わったことがない。
でも、それは東大卒の美人の大企業が故の苦痛であって、死んだその彼女の環境に私がいるはずがないからであって。
中堅レベルの大学出身で、顔面レベル偏差値40レベルの中小企業でお気楽なOLやってるままごとみたいな人生の私からしてみたら、何かと本気で向きあって亡くなった彼女の死は本当に無念だと思う。
彼女の親はさぞかし辛いだろう。東大まで行って、電通という名の大企業に入社したのに、と。
でもこんな風に(肩書き的な意味も含め)育って親は幸せだっただろう。死ぬまでは。(過労死するくらいならもっと安泰な平凡OLで良かったのにとか思っても死んだら戻ってこない)
親のエゴ、それを忠実に守ろうとする子の姿がふと想像される。この人に限ってではないけど。
うちの母親は、現役で受からなかった兄に浪人させて、東大に行かせようとしていた。父親東工大だしこの子は頭がいいの!医者かパイロットになりなさいとよく言っていた。
兄は東大にそんな興味はなさそうだったし医者にもなりたくなかったそうだ。
親の言いなりになって育ったいわゆる「いいこちゃん」な兄は結果崩壊して、親をボコボコにしていた。
今では仲が良いけど、馬鹿私立学校に通っているお前が恥ずかしいしこっちは辛いのにお前は楽で羨ましいと罵倒されたし、殴られたこともあった。だから私は浪人している兄を、落第生と蔑んでいた。
こんな環境じゃいつか金属バッドか包丁で殺されるかもしれないと思った時に、合格して行くことになったのは地方の筑波大学だった。地方ということは寮か。東大だったら東京で実家から通うだろうから地方の大学に受かってくれて良かった、と瞬時に感じた。
「ママ良かったじゃん。筑波大学って頭良いんでしょ?私だったら絶対受からないやー」とヘラヘラ言った。2chでSランク大学に入っているのを見たから。
「あのね、あの子が通っていた高校は東大に沢山の人が現役で受かってるの。あの子は小学校の頃から東大医学部現役で受かった子と同じような成績で競っていたの。そういうレベルなの。浪人して筑波大学なんて恥ずかしくて誰にも言えないじゃない!」
この瞬間に私は悟った。子供は親のおもちゃに過ぎないと。親の思い通りになるはずがないのに、人の人生をなんだとこの人は思っているのだろう。お金をかけて育ててさえすれば良いのだろうか。頼んでない。誰もそんなの頼んでないよ!
殴られたりはしたけど、あまりにも兄が気の毒だと思った。私は期待されなくて良かった。良かった?良かったのかな……。
「そう。」
それだけ言って部屋にこもって手首を切った。
一方私は中学受験で偏差値50割るレベルの女子校に通っていたけれど、エスカレーター式でそのままその高校に進学した。高校になると外部生も入り、偏差値も60とだいぶ上がる。勉強に着いていけなくて(人間関係もあると思うけど)中退した人数は片手では収まりきらなかった。
担任との面談で、「数学、英語、古典と赤点ですし3教科赤点で自動的に留年だから、もしかしたら留年する可能性もあります。推薦で大学に行くいぜんの問題ですよ」
と言われた。髪を染めたり、カンニングがバレたりで担任にも親はしょっちゅう呼び出されていたようだ。お願いだから通信の高校に行かせて、じゃなかったら死ぬと言ったけどダメだった。親はしょっちゅう呼び出されるから学校から家まで10分で本当に良かったわと言っていた。
高校3年で必死に勉強をして、なんとか推薦で中堅レベルの大学に合格した。もちろん筑波大学にはレベルは及ばない。でも母親は、
「高校も留年しないで卒業出来て、定員割れしてる女子大しか行けないと思ってたのにあんたにしては良かったじゃない。」
そう言った。そう、私が受かった大学はレベルこそ高くはないものの「私にしては入れて良かった」レベルの大学だったのだ。(在籍していたのは自分なんかよりレベル高くてまともな人ばかりなので、大学が云々言うつもりはないし、行って良かったと思っている)
期待されていないと、中堅レベルの大学でも喜ばれるのかー、となんとも言えない気持ちでいた。
そんなこんなで話は変わるけれども、大学生に入学した私は奨学金を借りることになる。半期の授業料は、底辺職を鬼出勤すれば1ヶ月で稼げる額だった。はー人生ちょろ。若くて女で良かったわ~。
利子なしの第一種奨学金が通って良かったと思った。毎月10000円近い額が引き落としされているけど大きな負担はない。携帯代が引き落とされてるのと同じ感覚だ。
奨学金全額返せる貯金は25歳の現時点である。だって実家で割りがいいバイト何年もしてたらそれくらい貯まるでしょ。だったらどうして一気に返さない?
理由は簡単。借りてる当人が死んだら奨学金の返済義務がなくなるから。
利子がないから一括で返すメリットがこっちにはないし貯金は保険のようなもの。無利子のローンと思うことにするよ奨学金
そして全身整形して別人になるのうふふ。
ああ突発的に病んで自宅の12階から飛び降りて全てを終わりに出来たらなあ。
あああでもそしたら貯金の意味がなくなるね。でもほしい服もなんもないし。
大丈夫それでも私はまだ死なないだろう。
明日は婚カツパーティを予約しているし、明後日は代官山でお料理教室を予約しているし、再来週は整形外科を予約している。可愛いネイルもしたばかりだし髪色も明るくしたばかり。化粧品に5万かけたからそれを使いきりたいし。大丈夫まだしぶとくこんなくだらないことを繰り返しながら生きていくだろう。って何が大丈夫か分からないけど。
こんな女、生きる価値ないから死ねばいいのにと本当に思う。
え?死にたいなら死ねってそれ何回も言われたけど自死は難しいしだったらお前が殺してくれや。
くだらないと思うことが日々の繰り返しならばそれはそれで仕方がないよね。
蛇にピアスのキャッチコピー「痛みだけがリアルなら 痛みすら、私の一部になればいい。」って十代までだわこんなのとか思ってたけど、アラサーでも共感出来る件。