たとえ守り抜いてもいつか虹は消えてしまうから

リスカ跡を見せるっていう行為は裸を見せているっていうことと同類だから愛してるんだけど、みたいな短歌を書きたいけど気持ちが支離滅裂で何もまとまらない。やっすい愛だなしかし。今日は七夕だから、短冊にこめた願いをずっと眺めてるけどまじ子持ち主婦って感じの31歳。自分自身の人生なんて半分も生きれないのが当たり前。

恋すると人の脳は馬鹿になる、いつかは覚めるんだからみたいに物事を長いスパンで見ていきたいけどこれが私の本質なんだな、逆に言うと感情の起伏が全くない夫と5年近く浮気も不倫もせずにずっといることが凄いな。まあ子供2人いたらね……普通に生きて育てるので精一杯。何の感情もなければ、上がることもなければ下がることもない、それこそが望んでいた幸せなんだけどなんでだろ。実家で気持ちが安定しなかった頃の何倍も幸せな種類に分類された生活しているのにどうして人間には欲が尽きないんだろう。

「本当にこの生活が幸せなの?」て聞かれたときに「不幸ではないです」と答えたのが明確な答えで、「幸せそうですね」て言ったら「本当にそう見える?」て聞かれて「それなりにね」って言って笑い合ったこととか、感情が揺さぶられることがずっとなかったから、その感情の起伏こそが多幸感と大きく欠落した何かを手にしたようで結局沼だなって感じ。深く寝付けていた頃に戻りたい。ドーパミンが出過ぎるのは良くないことらしい。

恋愛中のドーパミンはコカインのようなドラッグの効果とよく似ているらしい。そりゃ馬鹿にもなりますたい。

昼顔の結末でも見て酔いから覚めましょうね音頭踊っとこ。

まあ不倫してないけど。上戸彩が火を着けた家をただ茫然と眺めてるシーンがすこ。結局全てを精算したかったんだろうな。

全部現実逃避でもあって、そもそも職場で初めて会った時から懐かしさを感じてて、死んだセフレに会いたいけど会えなくて、彼にそっくりだから投影させているたけなのかもしれない。そのことに気づいたのも面接してしばらくが経ってからで、感情をずっと閉じ込めていて、私は既婚者の子持ちで、異性に対してときめいたりなんてずっとなかった。それで良かった。ずっと鳥籠の中の鳥だったらそれでも良かった。鳥籠の中の鳥は私を例えてくれた言葉で、被害者ぶるつもりではないけどそれはそれで楽でもあるのは事実であって。でも楽な人生より幸せな人生を選びたいって思う気持ちもあって、でも私の思う幸せは破滅だから、この感情をずっと押し殺しながら現実を見て中古を越えて賞味期限切れのババァになって誰からも相手されなくなりたい。彼との会話を全て書いて残してずっと記憶に残しておきたい。記憶はいつか消えるから。

好きだと気づいたのはゆるっとしたTシャツをネットで買ったらぶかぶかで肩が見えるスタイルで、出勤してから気づいたしまあ別にいっかと思ってたんだけど普通にブラ紐見えるしだらしないよな、すいません何かと思ってたら帰るときに「俺は全然いいけど自分自身が傷つくと思うからこういう肩が出る服は着ない方がいいよ」って言われて、こういうことさらっと言える男ってモテるよな、絶対みんな好きだよな、私も大好きなんだけど。そう思った。次の日気まずそうにされて目をそらされたのも良かったし冷たくされたのも良かったし今思い出しても本当に全部好き。三十路のババァが女の子扱いされたからか?単純だな、なんか、はは。まあそんなもんでしょう人間なんて。

ネトフリで離婚しようよ見るかね〜。まあ真っ当な昼間の仕事でずっと一緒にいて旦那とより会話してたらそりゃ好きにもなるかもね。自分の本質を全て見抜いてくれたからね。でもそれって私に対してだけじゃなくて他の子にもそうだろうから。辛い思いとか色んな経験をしてきた人間は人を見抜くのが得意だから。好きな人の好きな音楽を暗い部屋で聴きながらいつかは終わりが来る感情と対峙するしか今はないのかもね。

彼が私にかけてくれた言葉の全てが今の自分を構成していて、口癖も全部似てきて、「そういうところですよ」って言い合う瞬間が好きで、つまり全てが好きなんだけどそんなの酔ってるだけだしあと何晩寝たら会えるんだろうとか思いながら麻薬中毒者みたいな気持ちで薬が抜けるのを待ってるような待ちたくないような不滅の気持ちで朝を迎えてる。