母性

26で付き合って27で入籍、28で妊娠出産。

マイホーム購入計画に2人目妊活のタイミング。幼稚園受験に小学校受験するか否かの計画にその他諸々。貴重な20代後半は夫に捧げたけど、高学歴高収入相手にはこれくらいなんなりと。高収入の男が結婚で失うものやリスクは沢山あったのにここまでしてくれたから、妊娠線も授乳の肩こりもまあ耐えられる。自分に似ていない子供はとても不思議だけど、自らが選んだ配偶者に似たのだから結果論は良かった。

仕事していない女でも主婦になって子供産めば何も言われないのが救い。育児はもっと大変なイメージがあったけど受験勉強よりも仕事よりも楽しいしストレスないし(全くないことはないだろうけど)向いていると思う。

母性は子が生まれてから生まれるものなのだなあと思う。夜も寝てくれて外でも騒がないから本当に手がかからなくて自分から生まれたなんて思えなくて、でも2人目は自分に似るリスクだってあって、それでも2〜3歳差で次の子が生まれるタイミングでまた妊活をするのだろう。案ずるより産むが易し、このことわざが好きで、深く考えずにポコポコ産む田舎のマイルドヤンキーの精神でいきたい。産んでから考えたら良い。なるようになるし田舎の大家族を見習いたいし、だけど貧乏子沢山はエゴの被害者とも思うし、金持ちの子沢山は、身の丈に合っている故に尊敬する。

この子は馬鹿でねーってそりゃ浪人して短大のババァから産まれたらそうもなるだろうよ。息子は器量良くて医学部行きたいのよーって医者家系でもなければ私大の医学部に行かせる金もないのに烏滸がましい一家の思考回路はどーしてそうなるんだか。東工大卒のジジィから生まれた兄は地頭はジジィに似たらしく筑波大に行ったけど浪人して東大に行けなかったことを責められ、期待される人生もなかなか大変だなーと。頭良かったら期待されて、良い結果でも更に上を求められ、それってなんかやられ損だなって。高卒一家から筑波大行けたら凄いって言われるだろうに。親は選べないからこうなる。親ガチャでハズレ引いたことを恨むか割り切るしかない。

推薦でニッコマに行く人生はサイコー!男の自尊心を満たすFラン女子大でも良かったかもね。金持ちと結婚してサクッと妊娠出産する人生コスパ良すぎ!婚活市場で知り合った東大卒も一橋卒も学歴は気にしない人だった。ってか高学歴が相手にも学歴求めるのか?まあ色んなパターンがあると言えど。

毎日ロシアンルーレットに強制参加させられていると思う。私は参加するなんて一言も言っていない。でもこの世に生まれた時点で、参加することは義務付けられたのだ。

日々上手くすり抜けてはいるものの、ある日唐突に当たりを引いてしまい、理不尽な事故に巻き込まれてしまうのか。通り魔に刺されたらどうしよう老害に車で突っ込まれたらどうしよう。そんなことを考えては、今日は家にこもろうと思う。外にさえ出なければ被害に遭う確率は0に近い。0.001%でもその確率があるというだけで外出するのが億劫になってしまった。今日は大丈夫、今日は大丈夫と安堵しながら生きていく。これは死ぬまで?

出産は神秘的なものだった。デザイナーズベイビーじゃなくても子は理想的だった。おめでとうございます、生まれましたよと言われた瞬間わんわん泣いた。
今日は晴れたから公園に行く。確率を気にしてる場合ではないのかもしれない。楽しいことには何事もリスクがつきものだ。休日は夫が子を見てくれるから静かな住宅街のファミレスでモーニングを1人で食べる。小説読んでまったりする人生は最高。

とか言ってたら夫がベビーカーで子を連れてこっちに来る。ワンルーム4万円で1人暮らしをする人生は終わって、子は泣いてるけどそれでもやっぱり可愛くて